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インビザラインのリテーナーを完全解説!正しい使い方やお手入れ方法まで全て説明します!

インビザラインによる矯正治療が終わっても、その後はリテーナー(保定装置)が必要になります。

そこでこの記事では、インビザラインのリテーナーについて、特徴や使い方を徹底解説します!
インビザライン治療中の方、これから始めようと思っている方には必見の内容になっているので、ぜひチェックしてみてください!

インビザラインについて詳しく知りたい方はこちら!

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この記事の監修歯科医師

この記事の監修歯科医師:見立 英史

歯科医師
見立 英史 (Mitate Eiji)
【プロフィール】
金沢医科大学医学部

顎口腔外科講師
九州大学歯学部卒業
日本口腔外科学会指導医・専門医
日本口腔科学会指導医・認定医
産業歯科医師

目次

インビザラインのリテーナーって何?知らないと損する種類と特徴

リテーナーの役割と重要性

インビザラインのリテーナーは、矯正治療後の歯並びを保つための大切な装置です。歯は矯正後も元の位置に戻ろうとする性質があるため、リテーナーがその動きを防ぎます。適切に使用することで、長期的に美しい歯並びを維持できます。

リテーナーを使用しないと、せっかくの矯正治療の効果が失われる可能性があります。そのため、リテーナーの重要性を理解し、正しく使用することが大切です。

ビベラリテーナーの特徴

ビベラリテーナーは、インビザライン社が開発した専用のリテーナーです。主な特徴は以下の通りです:

  1. 透明で目立たない
  2. 着脱が簡単
  3. 3Dプリント技術で作られ、歯にぴったりフィット
  4. 通常3セット提供され、6ヶ月ごとに交換
  5. ホームホワイトニングにも使用可能

これらの特徴により、ビベラリテーナーは使いやすく、効果的に歯並びを維持できます。

その他のリテーナータイプとの比較

インビザラインのリテーナー以外にも、様々なタイプがあります。以下に主なタイプを比較します:

リテーナータイプ特徴メリットデメリット
ビベラリテーナー透明な可撤式目立たない、清掃しやすい紛失の可能性がある
固定式リテーナー歯の裏側に固定常時装着、紛失の心配なし清掃が難しい
ホーレータイププラスチック製の可撤式比較的安価やや目立つ

それぞれの特徴を理解し、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

リテーナーを装着しないリスクと影響

リテーナーを適切に装着しないと、「後戻り」のリスクがあります。後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。これにより、以下の問題が起こる可能性があります:

  1. 歯並びの乱れ
  2. 噛み合わせの問題
  3. 見た目の悪化
  4. 再矯正治療の必要性(時間的・経済的負担)

特に矯正直後は後戻りのリスクが高いため、指示された通りにリテーナーを装着することが重要です。

リテーナーはいつまでつける?正しい使用方法と期間を徹底解説

一般的な装着期間の目安

リテーナーの装着期間は、個人の状況や矯正の程度によって異なりますが、一般的には矯正治療期間と同じくらいの期間が目安となります。例えば、2年間の矯正治療を受けた場合、リテーナーも2年間の装着が推奨されます。

ただし、多くの歯科医師は、歯の安定性を保つために、それ以降も長期的な装着を勧めています。中には「一生涯」の装着を推奨する医師もいます。個々の状況に応じて、担当医と相談しながら適切な装着期間を決めることが大切です。

1日の推奨装着時間

リテーナーの1日の推奨装着時間は、矯正治療終了直後と長期的な使用で異なります。以下に一般的な目安を示します:

  1. 矯正直後の数ヶ月間:
  • 食事と歯磨きの時以外は常時装着(1日22時間程度)
  1. 6ヶ月〜1年後:
  • 就寝時のみの装着(1日8〜10時間程度)に徐々に移行

ただし、個人の状況によって異なるため、必ず担当医の指示に従うことが重要です。

夜間のみの装着は効果的?

夜間のみのリテーナー装着は、長期的な維持段階では一般的な方法です。就寝中は長時間連続して装着できるため、歯の位置を安定させる効果があります。また、日中の生活への影響も最小限に抑えられるというメリットもあります。

ただし、矯正直後からいきなり夜間のみの装着に移行するのは適切ではありません。歯の安定性が確認されるまでは、担当医の指示に従って段階的に装着時間を減らしていくことが重要です。夜間のみの装着で十分かどうかは、個人の状況によって異なるため、定期的な診察を受けながら判断する必要があります。

長期的な装着の必要性について

リテーナーの長期的な装着は、矯正治療の効果を維持するために非常に重要です。歯は生涯を通じてわずかずつ動き続けるため、矯正後の歯並びを保つには継続的なケアが必要です。

多くの歯科医師は、リテーナーの装着を生涯続けることを推奨しています。ただし、毎日の装着から週数回、あるいは月数回の装着へと頻度を減らしていくことは可能です。

長期的な装着を続けることで、美しい歯並びを維持し、再矯正の必要性を減らすことができます。定期的な歯科検診を受けながら、自分に合った長期的な装着計画を立てることが大切です。

知らないと損する?インビザラインリテーナーの費用と入手方法

リテーナーの平均的な費用

インビザラインのリテーナー(ビベラリテーナー)の費用は、一般的に3セットで4〜6万円程度です。この価格には、以下のものが含まれています:

  • 3Dスキャンによる歯型採取
  • リテーナーの製作費用
  • 3セットのリテーナー

ただし、この金額はあくまで平均的な目安であり、歯科医院や地域によって多少の差があります。また、インビザライン治療を受けた同じ歯科医院でリテーナーを作製する場合、治療費用に含まれていたり、割引が適用されたりすることもあるので、詳細は担当医に確認することをおすすめします。

費用に影響する要因

リテーナーの費用に影響する主な要因は以下の通りです:

  1. 歯科医院の立地や設備
  2. リテーナーの種類(ビベラリテーナーか他のタイプか)
  3. 3Dスキャンの有無
  4. リテーナーのセット数
  5. ホワイトニング機能の有無

費用について不安がある場合は、複数の歯科医院で見積もりを取ることをおすすめします。

支払い方法と保険適用の可能性

リテーナーの費用の支払い方法は、一般的に以下のオプションがあります:

  • 一括払い
  • 分割払い(医院によって異なる)
  • クレジットカード払い(医院によって異なる)

残念ながら、リテーナーを含む矯正治療の多くは保険適用外の自由診療となります。ただし、顎の変形など健康上の問題がある場合は、一部保険が適用される可能性もあります。

また、医療費控除の対象になる場合もあるので、詳しくは担当医や税理士に相談することをおすすめします。

リテーナーの入手方法と交換時期

インビザラインのリテーナー(ビベラリテーナー)は、通常インビザライン治療を受けた歯科医院で入手します。以下が一般的な流れです:

  1. 治療終了時に3セットが提供される
  2. 6ヶ月ごとに新しいセットに交換
  3. 交換時期が近づいたら、歯科医院に連絡して新しいセットを注文
  4. 紛失や破損した場合も、歯科医院を通じて追加注文が可能

なお、インビザライン治療を受けていなくても、ビベラリテーナーを使用できる場合があります。その場合は、インビザライン認定医のいる歯科医院に相談してみるとよいでしょう。

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日々の清掃方法とコツ

リテーナーの清掃は、毎日行うことが大切です。以下に基本的な清掃方法を紹介します:

  1. リテーナーを外したら、ぬるま湯でよくすすぐ
  2. 中性洗剤や専用のクリーナーを使用
  3. 柔らかい歯ブラシで優しく磨く(強くこすりすぎない)
  4. 洗浄後は再度よくすすぐ
  5. 清潔なタオルで水分を拭き取る

注意点:

  • 歯磨き粉や熱湯での洗浄は避ける(傷つきや変形の原因になる)

推奨される洗浄剤と使用頻度

リテーナーの洗浄には、以下の方法がおすすめです:

  1. 専用クリーナー:週に1〜2回使用
  2. 重曹水:週1回程度(殺菌効果あり)
  3. 酢水:週1回程度(消臭効果あり)

注意点:

  • 塩素系漂白剤や強酸性の洗剤は絶対に使用しない

リテーナーの保管方法

リテーナーを使用しない時は、以下の点に注意して保管しましょう:

  1. 清潔な専用ケースに保管
  2. ケースは定期的に洗浄する
  3. 完全に乾かす必要はない(少し湿った状態が良い)
  4. 直射日光や高温の場所は避ける
  5. ペットや小さな子供の手の届かない場所に置く

外出時は必ずケースに入れて持ち歩き、ナプキンなどに包んで放置することは避けましょう。

よくある トラブルと対処法

リテーナー使用中によくあるトラブルとその対処法を紹介します:

  1. 臭いがする:専用クリーナーで洗浄。改善しない場合は歯科医院に相談
  2. 変形した:自分で直そうとせず、歯科医に相談
  3. 破損や紛失:すぐに歯科医院に連絡し、新しいリテーナーを作製
  4. 装着時の違和感や痛み:自己判断せず、歯科医の診察を受ける

定期的なチェックを受けることで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

リテーナー装着中の生活で気をつけるべきことは?注意点とアドバイス

食事や飲み物に関する制限

リテーナー装着中の食事や飲み物に関する注意点は以下の通りです:

  1. リテーナーを装着したまま食事をしない
  2. 水以外の飲料(特に着色性の強いものや熱い飲み物)を飲む際はリテーナーを外す
  3. 食後はリテーナーを装着する前に必ず歯を磨く

これらの注意点を守ることで、リテーナーの変形や変色を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。

運動やスポーツ時の注意点

運動やスポーツ時のリテーナー使用について、以下の点に注意しましょう:

  1. 通常の運動では問題なくリテーナーを装着できる
  2. コンタクトスポーツの場合は、リテーナーを外してマウスガードを使用
  3. 水中スポーツの際もリテーナーを外す
  4. 運動後は口腔内を清潔にしてからリテーナーを装着
  5. 激しい運動後は体温が下がってからリテーナーを装着

これらの注意点を守ることで、安全に運動を楽しみながらリテーナーの効果を維持できます。

旅行時のリテーナー管理

旅行時のリテーナー管理には以下の点に気をつけましょう:

  1. リテーナーと専用ケース、洗浄用品を忘れずに持参
  2. 長期旅行の場合は予備のリテーナーも持参
  3. 機内や乾燥した環境では水分補給を心がける
  4. 時差のある海外旅行ではリテーナーの装着スケジュールを調整
  5. 旅行先でリテーナーを紛失した場合に備えて、歯科医院の連絡先を控えておく

これらの注意点を守ることで、旅行

中でもリテーナーの効果を維持し、トラブルを防ぐことができます。

リテーナーと oral hygiene の関係

リテーナーの使用と oral hygiene(口腔衛生)は密接な関係があります。以下の点に注意しましょう:

  1. リテーナーの清掃と同様に、歯磨きやフロスなどの oral hygiene も徹底する
  2. リテーナーを装着する前には必ず歯を磨き、可能であれば歯間清掃も行う
  3. 定期的な歯科検診を受け、リテーナー使用による影響や口腔内の健康状態をチェックする

良好な oral hygiene を維持することで、リテーナーの効果を最大限に引き出し、健康的な口腔環境を保つことができます。

リテーナーの代替案って何がある?あなたに合った選び方を解説

固定式リテーナーの特徴とメリット・デメリット

固定式リテーナーは、歯の裏側にワイヤーを接着して固定する方法です。

メリット:

  1. 24時間365日装着されているため、忘れずに使用できる
  2. 外見上目立たない

デメリット:

  1. 歯磨きやフロスが難しくなる
  2. ワイヤーが外れた際に歯科医院での修理が必要

固定式リテーナーは特に前歯の位置を維持するのに効果的ですが、奥歯の位置は維持できないため、場合によっては可撤式リテーナーと併用することもあります。

その他の保定方法の紹介

固定式リテーナーやインビザラインのビベラリテーナー以外にも、様々な保定方法があります:

  1. ホーレータイプリテーナー:歯列全体をカバーする可撤式のプラスチック製リテーナー
  2. スプリングリテーナー:アクリル樹脂のプレートとワイヤーを組み合わせたタイプ。特定の歯の位置を調整しながら保定する機能がある
  3. トゥースポジショナー:ゴム製の装置で、噛み合わせの微調整に使用される

これらの方法は、症例や個人の好みによって選択されます。

症例別のおすすめリテーナー

リテーナーの選択は、矯正治療の内容や個人の状況によって異なります:

  1. 軽度の矯正を行った場合:可撤式のビベラリテーナーが適している場合が多い
  2. 大きく歯を動かした場合や後戻りのリスクが高い場合:固定式リテーナーが推奨されることがある
  3. 歯ぎしりの癖がある方:ナイトガードの機能も兼ねたリテーナーが適している場合がある
  4. 前歯のみの矯正を行った場合:前歯部分のみの固定式リテーナーという選択肢もある

最適なリテーナーの選択は、担当の歯科医師と相談しながら決めることが大切です。

リテーナー選びの際の注意点

リテーナー選びの際は、以下の点に注意しましょう:

  1. 生活スタイルとの適合性:忙しい方や忘れっぽい方は固定式リテーナーが適している可能性がある
  2. oral hygiene の管理能力:管理が得意な方であれば、可撤式リテーナーも良い選択肢となる
  3. 費用面:初期費用だけでなく、長期的な維持費用も含めて検討する
  4. アレルギーの有無:特定の材料にアレルギーがある場合、それを避けたリテーナーを選ぶ
  5. 担当医の推奨と自分の希望のバランス:疑問点があれば遠慮なく質問し、納得した上で選択する

これらの点を考慮しながら、自分に最適なリテーナーを選ぶことが重要です。リテーナーは矯正治療の成果を長期的に維持するための重要なツールです。適切な選択と使用により、美しい歯並びを長く保つことができます。

インビザラインを始めようかなと思っている方へ

歯医者選びで最も重要なのは、「相談しやすさ」です。

なぜなら歯科矯正は長い時間をかけて行うとても高度な治療であり、歯科医師とのコミュニケーションが必須だから。

実際にカウンセリングを受けてみて、「この人なら気軽に相談できそう」と感じた歯医者さんを選びましょう。

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