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インビザラインで利用可能なローンについて|審査基準や費用を抑えるコツも徹底解説

「インビザラインの費用が高すぎて諦めるしかない?」
「ローンは組めるけど、審査に通るか不安…」
「インビザラインの費用を少しでも抑える方法はないの?」

そんな疑問や不安をお持ちの方へ。
この記事では、インビザラインのローンと費用に関する全てを解説します。

デンタルローンや分割払いの特徴、審査に通りやすくなるコツ、医療費控除や高額療養費制度の活用法など、費用を抑えながら理想の歯並びを手に入れる方法を分かりやすく説明するので、ぜひ読んでみてください!

インビザラインについて詳しく知りたい方はこちら!

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この記事の監修歯科医師

この記事の監修歯科医師:見立 英史

歯科医師
見立 英史 (Mitate Eiji)
【プロフィール】
金沢医科大学医学部

顎口腔外科講師
九州大学歯学部卒業
日本口腔外科学会指導医・専門医
日本口腔科学会指導医・認定医
産業歯科医師

目次

インビザラインのローンって何種類あるの?各支払い方法を比較

デンタルローンの特徴と申し込み条件

デンタルローンは歯科治療に特化したローンで、一般的なローンと比べて金利が低く、長期の分割払いが可能です。多くの場合、20歳以上で安定した収入がある方が対象となります。

審査は比較的通りやすいですが、過去の借入状況や年収などが考慮されます。申し込みには身分証明書や収入証明書が必要で、オンラインで手続きできる場合もあります。

デンタルローンの特徴として、治療費を直接医療機関に支払うため、手元に現金がなくても治療を始められる点が挙げられます。また、治療の進行に合わせて分割で借り入れできるプランもあり、柔軟な対応が可能です。

分割払いのメリットとデメリット

分割払いのメリットは、一括払いと比べて初期の支払いを抑えられることです。月々の支払いが少額で済むため、家計への負担が軽減されます。

一方、デメリットとしては、利息がかかる場合があることや、長期間の支払い義務が生じることが挙げられます。また、クリニックによっては分割払いに対応していない場合もあるので、事前の確認が必要です。

分割払いを選択する際は、総支払額と月々の支払額のバランスを考慮することが重要です。支払期間が長くなると総支払額が増える可能性があるため、自身の経済状況に合わせて最適な支払い期間を選びましょう。

クレジットカード払いの可否と注意点

多くのインビザライン提供クリニックでは、クレジットカード払いが可能です。メリットとしては、ポイントが貯まることや支払いの手続きが簡単なことが挙げられます。

ただし、高額な治療費をカード払いする場合、利用限度額に注意が必要です。また、リボ払いを選択すると高い金利がかかる可能性があるため、一括払いや分割払いを選ぶことをおすすめします。

クレジットカード払いを検討する際は、事前にカード会社に連絡して利用限度額の増額を申請することも一つの方法です。ただし、増額には審査があるため、余裕を持って準備することが大切です。

それぞれの支払い方法の比較

各支払い方法の特徴を以下の表にまとめました。

支払い方法メリットデメリット審査
デンタルローン低金利、長期分割可能審査ありあり
分割払い初期負担が軽い利息がかかる場合ありなし or 簡易審査
クレジットカード払い手続き簡単、ポイント還元利用限度額に注意なし(カード発行時にあり)

自身の経済状況や治療費の総額を考慮し、最適な支払い方法を選びましょう。また、複数の支払い方法を組み合わせることも可能な場合があるので、クリニックに相談してみるのも良いでしょう。

知らないと損する!インビザラインのローン審査のコツ

審査基準と必要書類

インビザラインのローン審査では、主に年収や勤続年数、他の借入状況などが審査対象となります。一般的に、年収200万円以上、勤続年数1年以上が目安となります。

必要書類としては、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)、収入証明書(源泉徴収票や給与明細など)、そして場合によっては住民票や健康保険証のコピーが求められます。事前に準備しておくことで、スムーズな審査につながります。

審査基準は金融機関やクリニックによって異なる場合があるので、事前に詳細を確認することをおすすめします。また、自営業の方や
フリーランスの方は、確定申告書の写しなど、収入を証明できる書類が追加で必要になる場合があります。

審査に通過しやすくなるコツ

審査に通過しやすくなるコツとしては、まず他の借入れを減らすことが挙げられます。また、クレジットカードの利用限度額を下げることも効果的です。

安定した収入があることを示すため、勤続年数が長い方が有利です。審査前に自身の信用情報をチェックし、問題があれば改善しておくことも大切です。

複数の医院で相談し、審査基準の緩い所を選ぶのも一つの方法です。ただし、審査基準が緩すぎる場合は、他の面でデメリットがある可能性もあるので、総合的に判断することが重要です。

学生や主婦でも利用できる?審査のポイント

学生や主婦でもインビザラインのローンを利用できる可能性はありますが、通常より厳しい審査基準が適用されることが多いです。

学生の場合、親権者の同意や連帯保証人が必要になることがあります。また、アルバイト収入がある場合は、その収入証明を提出することで審査に通りやすくなります。

主婦の場合、配偶者の収入証明や連帯保証人が求められる場合があります。パート・アルバイト収入がある場合は、その収入証明を提出することで審査に通りやすくなります。

事前にクリニックや金融機関に相談し、どのような条件であれば審査に通る可能性があるかを確認することをおすすめします。また、家族や親族に連帯保証人になってもらえる可能性がある場合は、その旨も相談時に伝えると良いでしょう。

えっ、こんなにかかるの?インビザラインの費用相場と内訳

一般的な費用相場

インビザラインの費用相場は、一般的に60万円から100万円程度です。ただし、症状の程度や治療期間によって大きく変動します。

軽度の歯列矯正なら50万円程度で済むこともありますが、複雑な症例だと150万円以上かかることもあります。また、地域や医院によっても価格差があるため、複数の医院で相談することをおすすめします。

費用には初診料、検査費用、装置代、調整費用などが含まれます。治療期間が長くなるほど、総費用も高くなる傾向があるため、治療開始前に予想される治療期間についても確認しておくことが大切です。

費用内訳の詳細

インビザラインの費用内訳は主に以下の項目で構成されています。

  1. 初診料:5,000円〜10,000円程度
  2. 検査費用(レントゲンや3Dスキャンなど):2〜5万円程度
  3. 装置代(マウスピース本体):40〜60万円程度
  4. 調整費用:1回あたり5,000円〜10,000円程度

また、追加のアライナー(マウスピース)が必要になった場合の費用や、保定装置の費用なども含まれることがあります。医院によって含まれる項目が異なるため、詳細は必ず確認しましょう。

特に、追加アライナーの費用については事前に確認しておくことが重要です。治療の途中で予定外の追加アライナーが必要になった場合、想定外の費用が発生する可能性があるためです。

医院による費用の違い

インビザラインの費用は医院によってかなり差があります。専門医院では高額になる傾向がありますが、追加費用がかかりにくく、治療期間も短くなる可能性があります。

一方、一般の歯科医院では比較的安価ですが、追加費用が発生しやすい傾向があります。また、都市部と地方では価格差があることも多いです。

医院選びの際は、単に価格だけでなく、医師の経験や設備、アフターケアの充実度なども考慮することが大切です。安価だからといって必ずしも良い選択とは限らず、逆に高額だからといって必ずしも最良の治療が受けられるとは限りません。

複数の医院で相談を受け、それぞれの特徴や費用体系を比較した上で、総合的に判断することをおすすめします。また、過去の症例写真や患者の口コミなども参考にすると良いでしょう。

要チェック!インビザラインの費用を賢く抑える方法

医療費控除の利用方法

医療費控除を利用することで、インビザライン治療の費用負担を軽減できる可能性があります。年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告を行うことで税金の還付を受けられます。

インビザライン治療費も医療費控除の対象となるため、領収書をしっかり保管しておくことが大切です。ただし、美容目的の治療は対象外となるため、矯正の必要性を証明する診断書なども用意しておくと良いでしょう。

医療費控除の計算方法は以下の通りです。

  1. その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費の総額を計算する。
  2. その金額から保険金などで補填される金額を引く。
  3. 所得金額の5%か10万円のいずれか低い方の金額を引く。
  4. 残った金額が医療費控除の対象となる。

確定申告の際には、医療費の領収書や明細書、保険金の支払い証明書などが必要になるので、きちんと保管しておきましょう。

高額療養費制度の活用法

高額療養費制度は、月々の医療費が一定額を超えた場合に、その超過分が後から払い戻される制度です。インビザライン治療も、医療保険が適用される場合にはこの制度を利用できる可能性があります。

ただし、美容目的の治療は対象外となります。事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いが軽減されます。詳細は加入している健康保険組合や市区町村の国民健康保険窓口に確認しましょう。

高額療養費制度の自己負担限度額は、年齢や所得によって異なります。例えば、70歳未満の方の場合、以下のような区分になっています。

所得区分自己負担限度額(月額)
ア.年収約1,160万円以上252,600円+(医療費-842,000円)×1%
イ.年収約770万〜約1,160万円167,400円+(医療費-558,000円)×1%
ウ.年収約370万〜約770万円80,100円+(医療費-267,000円)×1%
エ.年収約370万円以下57,600円
オ.住民税非課税35,400円

この制度を利用することで、高額な治療費の負担を軽減できる可能性があります。

費用を抑えられる医院の選び方

費用を抑えるためには、複数の医院で相談することが重要です。価格だけでなく、追加料金の有無や支払い方法の柔軟性なども確認しましょう。

また、インビザラインの症例数が多い医院を選ぶことで、効率的な治療が期待でき、結果的に費用を抑えられる可能性があります。キャンペーンやモニター募集を利用するのも一つの方法です。

ただし、安さだけで選ぶのではなく、医師の経験や技術力、アフターケアの充実度なども考慮することが大切です。長期的に見て、適切な治療を受けることが結果的にコスト面でも有利になる場合があります。

費用を抑える方法として、以下のようなポイントも参考にしてください。

  1. 治療開始時期を調整する(医院によってはオフシーズン割引がある場合があります)
  2. 学生割引や紹介割引などの各種割引を利用する
  3. 分割払いやローンの金利を比較し、最も有利な支払い方法を選択する
  4. 治療計画をよく理解し、不必要な追加コストを避ける

これらの方法を組み合わせることで、より効果的に費用を抑えることができるでしょう。

インビザラインって本当に良いの?メリットとデメリットを徹底解説

他の矯正方法との比較

インビザラインは、従来のワイヤー矯正と比べていくつかの特徴があります。最大のメリットは見た目の良さで、透明なマウスピースのため目立ちにくいです。また、着脱可能なため食事や歯磨きがしやすく、口内炎などのトラブルも少ないです。

一方、デメリットとしては、自己管理が必要なことや、複雑な症例には不向きな場合があることが挙げられます。費用面では、軽度から中度の症例ではワイヤー矯正と大きな差はありませんが、重度の場合はワイヤー矯正の方が安くなる傾向があります。

以下の表で、インビザラインと従来のワイヤー矯正の主な違いをまとめました。

特徴インビザラインワイヤー矯正
見た目目立ちにくい目立ちやすい
着脱可能不可能
食事制限ほぼなしあり
歯磨きしやすいしにくい
複雑な症例への対応限界あり幅広く対応可能
自己管理必要比較的不要
治療期間場合によっては短い一般的に長い

選択の際は、自分の生活スタイルや希望する治療効果、費用などを総合的に考慮することが大切です。

治療期間と効果の程度

インビザラインの治療期間は、一般的に6ヶ月から2年程度です。ただし、症例の複雑さや患者の協力度によって大きく変わります。

効果の程度に関しては、軽度から中度の歯列矯正であれば十分な効果が期待できます。しかし、重度の症例や顎の大きな移動が必要な場合は、効果に限界がある可能性があります。

また、装着時間を守らないと効果が出にくいため、自己管理能力が重要です。インビザラインは1日20〜22時間の装着が推奨されており、これを守ることで最大の効果を得ることができます。

定期的な通院と指示通りの装着を心がけることが、効果的な治療につながります。通院頻度は通常4〜6週間に1回程度で、その際に新しいマウスピースへの交換や治療の進行状況の確認が行われます。

費用対効果を考えた際の注意点

インビザラインは見た目の良さや快適さから人気がありますが、費用対効果を考える際にはいくつかの注意点があります。

まず、自己管理能力が低い場合、高額な費用を払っても十分な効果が得られない可能性があります。インビザラインは着脱可能なため、装着時間を守る自己管理が治療効果に大きく影響します。

また、複雑な症例では治療期間が延びたり、追加のアライナーが必要になったりして、想定以上の費用がかかることもあります。治療開始前に、予想される総費用と治療期間について詳しく説明を受けることが重要です。

さらに、治療後の保定期間も考慮する必要があります。矯正治療後は通常、数年間の保定期間が必要となり、この間も定期的な通院や保定装置の使用が必要になります。保定にかかる費用も含めて長期的な視点で費用を考えることが大切です。

インビザラインの費用対効果を最大化するためには、以下の点に注意しましょう。

  1. 自己管理能力を正直に評価し、適切な矯正方法を選択する
  2. 治療前に詳細な説明を受け、追加費用の可能性も含めて理解する
  3. 定期的な通院と指示通りの装着を徹底する
  4. 保定期間も含めた長期的な視点で費用を考える
  5. 治療効果と生活の質の向上を総合的に判断する

これらの点を考慮した上で、自分に最適な矯正方法を選ぶことが大切です。

まとめ:失敗しない!インビザラインのローンと費用の選び方

インビザラインの費用とローンについて理解を深めることで、より賢い選択ができます。まず、自分の症例に適しているかを専門医に相談し、複数の医院で見積もりを取ることが重要です。

支払い方法は、デンタルローン、分割払い、クレジットカード払いなど、自分の経済状況に合わせて選びましょう。また、医療費控除や高額療養費制度の利用も検討してください。

ローンを組む場合は、審査基準をしっかり確認し、必要書類を準備することで、スムーズな手続きが可能です。学生や主婦の方も、条件によってはローンを利用できる可能性があるので、諦めずに相談してみましょう。

費用を抑えるためには、複数の医院を比較することや、各種割引を利用することが効果的です。ただし、単に安いからという理由だけで医院を選ぶのは避け、医師の経験や技術力、アフターケアの充実度も考慮しましょう。

最後に、インビザラインのメリットとデメリットを十分に理解し、自分の生活スタイルや希望する治療効果と照らし合わせて判断することが大切です。自己管理の必要性や、複雑な症例への対応の限界などを考慮し、総合的に判断しましょう。

失敗しないインビザライン治療のためには、十分な情報収集と慎重な判断が不可欠です。この記事で得た知識を活かし、自分に最適な矯正方法と医院を選んでください。美しい歯並びと素敵な笑顔があなたを待っています。

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