裏側矯正をおすすめしない理由と注意点｜後悔しないための選び方を歯科医師が徹底解説

「裏側矯正って本当に目立たないの？でも、デメリットもあるんじゃない？」
「裏側矯正と表側矯正、どっちがいいんだろう？」
「裏側矯正を選んで後悔したくないけど、何に気をつければいいの？」

そんな疑問や不安をお持ちの方へ。
この記事では、裏側矯正のデメリットや注意点、表側矯正との比較、そして失敗しないための選び方について詳しく解説します。

裏側矯正の6つのデメリット、表側矯正との違い、治療費用や期間の比較、そして後悔しないための5つのポイントを分かりやすく説明するので、ぜひ読んでみてください！

【要注意】裏側矯正のデメリット6つ！知らないと後悔する？

口腔内の違和感と痛み

裏側矯正を始めると、多くの方が口の中に違和感や痛みを感じます。これは、歯の裏側につけた装置が舌に当たるためです。特に治療の初めのころは強く感じることが多いでしょう。

舌や頬の内側が傷つくこともありますが、心配はいりません。これらの症状は時間とともによくなっていきます。歯科医師から教えてもらった対処法、例えば専用のワックスを使ったり、痛み止めを飲んだりすることで、不快な症状を和らげることができます。

発音の難しさと会話への影響

裏側矯正では、装置が舌の動きを邪魔するため、言葉が話しにくくなることがあります。特に「サ行」や「タ行」の発音が難しくなったり、舌がもつれやすくなったりします。

この影響は人それぞれですが、多くの方は1〜2週間程度で慣れてきます。慣れるまでの間は、ゆっくり話すことを心がけたり、苦手な言葉を練習したりすると良いでしょう。周りの人に事情を説明しておくことで、ストレスなく過ごせるかもしれません。

食事の制限と食べにくさ

裏側矯正中は、食べ物に気をつける必要があります。硬いものや粘り気の強いものは、装置を壊す可能性があるので避けたほうが良いでしょう。また、食べ物が装置に引っかかりやすくなるため、最初のうちは食べにくさを感じるかもしれません。

でも、大丈夫です。食べ物を小さく切ったり、ゆっくり噛んだりする工夫をすることで対応できます。時間がたつにつれて慣れていくので、焦る必要はありません。むしろ、この機会に食生活を見直すきっかけになるかもしれませんね。

歯磨きと口腔ケアの難しさ

裏側矯正中の歯磨きと口の中のケアは、普段以上に気をつける必要があります。装置が歯の裏側にあるため、いつもの歯ブラシだけでは十分に掃除ができないのです。

そのため、専用の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使うことが大切になります。特に、装置の周りや歯と歯の間は食べかすがたまりやすいので、丁寧に掃除しましょう。

慣れるまでは時間がかかりますが、歯科医師のアドバイスを守ることで適切なケアができるようになります。きちんとケアすることで、虫歯や歯周病を防ぐことができるので、頑張りましょう。

高額な治療費

裏側矯正の費用は、普通の表側矯正と比べて高くなる傾向があります。一般的に90〜140万円程度かかると言われています。これは、裏側矯正の装置を作ったり調整したりするのに、高度な技術が必要だからです。

ただし、歯科医院によって料金設定は違います。複数の医院で相談してみることをおすすめします。また、分割払いやローンなどの支払い方法も用意されていることが多いので、自分に合った方法を選ぶことができます。高額ではありますが、長期的な健康投資と考えると価値のある治療だと言えるでしょう。

治療期間が長くなる可能性

裏側矯正の治療期間は、表側矯正と比べてやや長くなる傾向があります。一般的に1年半から3年程度かかると言われていますが、人それぞれの歯並びの状態や年齢、治療の目標によって大きく異なります。

装置の調整が表側矯正より難しいため、治療のペースが遅くなることもあります。ただし、定期的に通院し、歯科医師の指示をしっかり守ることで、できるだけスムーズな治療につながります。長い道のりですが、理想の歯並びという目標に向かって頑張りましょう。

裏側矯正 vs 表側矯正：あなたに合うのはどっち？徹底比較！

見た目の違い：目立つ？目立たない？

裏側矯正と表側矯正の最大の違いは、装置の見た目です。裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、外からほとんど見えません。一方、表側矯正は歯の表面に装置をつけるため、見た目が気になる方もいるでしょう。

ただし、最近では透明や白色の装置を使用した表側矯正も増えており、見た目の差は以前ほど大きくありません。仕事や学校など、人前に立つ機会が多い方には裏側矯正がおすすめかもしれません。

矯正方法	見た目	特徴
裏側矯正	目立たない	歯の裏側に装置をつける
表側矯正	やや目立つ	歯の表面に装置をつける（透明や白色の装置もある）

治療効果の比較：どちらがより効果的？

治療効果に関しては、両者にそれほど大きな差はありません。ただし、複雑な歯の動きが必要な場合は表側矯正のほうが有利です。裏側矯正は装置の調整が難しいため、細かな歯の動きをコントロールするのに時間がかかることがあるのです。

一方で、裏側矯正は前歯を後ろに引っ込める治療に適しているという特徴があります。どちらが効果的かは個々の症例によって異なるので、歯科医師と相談しながら決めることが大切です。

費用と治療期間の違い

費用面では、一般的に裏側矯正のほうが高額になります。表側矯正が50〜90万円程度なのに対し、裏側矯正は90〜140万円程度かかることが多いのです。これは、裏側矯正の装置の製作や調整に高度な技術が必要なためです。

治療期間については、裏側矯正のほうがやや長くなる傾向があります。表側矯正が1〜2年程度なのに対し、裏側矯正は1年半から3年程度かかることが多いでしょう。ただし、個人差が大きいので、詳細は歯科医師に確認してください。

比較項目	表側矯正	裏側矯正
費用	50〜90万円程度	90〜140万円程度
治療期間	1〜2年程度	1年半〜3年程度

日常生活への影響：食事、会話、口腔ケア

日常生活への影響は、裏側矯正のほうが大きいと言えるでしょう。裏側矯正では装置が舌に当たるため、発音の難しさや食事の制限が生じやすくなります。また、歯磨きや口腔ケアも表側矯正より難しくなる傾向があるのです。

一方、表側矯正では装置が唇や頬の内側を傷つけることがありますが、日常生活への影響は比較的少ないと言えます。ただし、どちらの矯正方法でも、慣れるまでには時間がかかります。それぞれのメリット・デメリットをよく理解した上で選択することが大切です。

失敗しない！裏側矯正で後悔しないための5つのポイント

信頼できる矯正歯科医を選ぶ

裏側矯正は高度な技術を要する治療法です。そのため、信頼できる矯正歯科医を選ぶことが何より重要です。経験豊富で、裏側矯正の実績が多い歯科医師を選びましょう。

医師の経歴や症例数、患者さんの評判などをしっかりと確認することをおすすめします。また、複数の歯科医院を比較検討することで、より自分に合った医師を見つけることができるでしょう。信頼関係を築ける医師との出会いが、治療の成功につながります。

カウンセリングで不安点を徹底的に解消する

カウンセリングは、治療を成功させるための重要なステップです。この機会に、治療内容や期間、費用、起こりうる問題点などについて、疑問や不安を残さず質問しましょう。特に、裏側矯正特有の困難さについて詳しく聞いておくことが大切です。

また、自分の生活スタイルや希望する仕上がりについても伝えておくと良いでしょう。十分な情報交換を行うことで、医師との信頼関係を築き、より適切な治療計画を立てることができます。遠慮せずに、気になることはすべて聞いてみましょう。

治療計画と費用を詳細に確認する

裏側矯正は長期間にわたる治療です。そのため、治療計画と費用について詳細に確認することが重要です。治療の各段階で何が行われるのか、どのくらいの期間がかかるのかを具体的に聞きましょう。

また、費用については総額だけでなく、分割払いの可能性や追加で発生する可能性のある費用についても確認しておくことが大切です。予想外の出費や長引く治療期間に困惑しないよう、事前にしっかりと理解しておきましょう。

装置の違和感への対処法を学ぶ

裏側矯正では、装置による違和感や痛みが生じることがあります。これらの症状への対処法を事前に学んでおくことで、治療中のストレスを軽減できます。例えば、歯科用ワックスの使用方法や、痛みを和らげるためのうがいの仕方などを聞いておくと良いでしょう。

また、食事や会話の際の注意点についても確認しておきましょう。医師から提案される対処法を積極的に取り入れることで、より快適な治療生活を送ることができます。困ったときの対処法を知っておくことで、安心して治療に臨めるはずです。

定期的なメンテナンスの重要性

裏側矯正では、定期的なメンテナンスが非常に重要です。通常、4〜8週間に1回程度の頻度で通院が必要になります。この定期検診では、装置の調整や歯の動きの確認、口腔衛生状態のチェックなどが行われます。

また、痛みや違和感などの問題がある場合も、この機会に相談することができます。定期検診を欠かさず受けることで、治療の進行状況を把握し、必要に応じて治療計画を微調整することができるのです。メンテナンスを怠らないことが、治療の成功につながります。定期検診は面倒に感じるかもしれませんが、理想の歯並びを手に入れるための大切なステップだと考えましょう。

裏側矯正を始めようかなと思っている方へ

歯医者選びで最も重要なのは、「相談しやすさ」です。

なぜなら歯科矯正は長い時間をかけて行うとても高度な治療であり、歯科医師とのコミュニケーションが必須だから。

実際にカウンセリングを受けてみて、「この人なら気軽に相談できそう」と感じた歯医者さんを選びましょう。

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